こだわり物語 モノの価値を正しく伝える 
Presented by Arts-eihan

フォーマルウェア

~大切な日を優美に装う 純国産にこだわった、究極のフォーマルウェア~
株式会社東京ソワール

故人への追悼を表す弔事の席。

知り合いの顔を探しながらも、
シンプルながら洗練されたデザインの喪服=ブラックフォーマルを身に着けている女性に目が止まり、
「上品で素敵な人」という好印象を持ったことはないだろうか?

実は、センス良く、上等なブラックフォーマルを身に着けていると、外見が3割増しに見えるといった情報も……。
突然やってくるといわれる訃報に備えて、やはりきちんとしたものを用意しておきたい。

オートクチュールの技術が生んだエレガントなブラックフォーマル

半世紀前まで、冠婚葬祭のときの女性の服装は和装が定番であった。
そんななか、利便性や時代の流れを考慮し、洋装のブラックフォーマルという文化を日本に根付かせたのは、児島絹子氏。
フォーマルウェアのトップメーカーとして知られる東京ソワールの創業者である。

「オーダーメイド時代が終焉を迎え、既製服の時代に突入しても、
創業者がオーダー出身であることから最高にエレガントなフォーマルドレスが作れるんですね。
その点が、既製服からスタートしたブランドやメーカーさんとの根本的な違いだと思います」(東京ソワール企画生産本部企画部長 宮本さん)

児島氏は昭和29年、オーダーメイドの高級婦人服店「ソワール洋装店」を開店。
この後、時代は高度経済成長期を迎え、服装の流れもしだいに、オーダーから既製服へと遷り変わっていった。

「この時代、冠婚葬祭時の女性の服装は、まだ和装が主流だったのですが、
ブラックフォーマルの登場により“黒の礼服”という概念が生まれました。
弊社では、結婚式やお葬式に加え、お子さんの卒入学式には黒のフォーマルウエアを、という着こなし方を提唱したのです。
こういった母親の需要も市場の拡大につながりました」

その後、昭和44年、株式会社東京ソワールを設立。
洗練されたデザインで多くの女性の心を捉え、フォーマルウエアのトップメーカーとして知られるところとなっていった。

3.11の震災が人の気持ちを大きく変えた。

「昨今、冠婚葬祭のカジュアル化、簡素化の傾向が見られたことも確か。
安価な服をワンシーズン着たら捨てる、という消費者も増えてきました。
さらに、2008年のリーマンショック以来、ものづくりのコストカット化も進み、海外での縫製も増えてきました」

しかし、3.11以降は人々の意識が変わり、血縁関係、お世話になった人など、人と人とのつながりを大事にしようという気持ちが高まってきているという。
「冠婚葬祭を大切にすることはもちろん、きちんとした、いいものを長く着ていきたいという声が聞かれるように。
そこで我々と、日本国内の生地産地、縫製工場がコラボして、
『メイド・イン・ジャパン』企画のフォーマルウエアを展開することにしたのです」

『メイド・イン・ジャパン』を身にまとう贅沢

こちらの生地は国産のシルク100%。美しく、滑らかで、まさに極上の肌触りであるが、
実は天然素材のシルクは化学繊維に比べると染まりにくいという特性がある。
このため、糸の製造から染色、織りあがった反物の最終チェックまで、各工程で入念な作業を積み重ねている。

「ブラックフォーマルはカジュアルの洋服に比べると、かなり贅沢に反物から身頃を裁断します。
この企画ではさらに、反物の中のより良いところだけを選んで裁断しています。
そのため、通常よりもかなり多めに反物を使用することになります」

そして縫製工場では意識の高い熟練のスタッフが、細心の注意を払って仕上げて行く。
「繊細なシルクの生地は高速ミシンでは縫えないですし、通常のカジュアル服でしたらアイロンかけ1回で済むところを、
両方向4~6回はかけなくてはいけません。それが美しい仕上がりに大きく影響しますから」
ちなみに工場でシルクを扱うスタッフの手は、しっとりツルツルなのだとか。
そんな高品質のシルクを身にまとう贅沢、女性なら誰しも憧れずにはいられないだろう。
生地づくりから縫製まで、こだわり抜いた1着の価格が20万円の理由がここでわかった気がする。

どの商品にも課される、東京ソワール基準の厳しいチェック

同社では、『メイド・イン・ジャパン』企画はもちろん、それ以外の製品に関しても担当者が直接工場に出向き打合せを重ね、
検査担当者による厳しい製品チェックが行われる。

「工場での生産過程において、縫い目、仕上がり、バランスなどの検査が徹底的に行われます。
また、納品後にも東京ソワール基準の何10項目もの検査を経て、厳しいチェックに合格した製品だけが消費者のもとに届けられます。
そうやって完成した高い品質の製品は、5~10年経っても陳腐化しないんです。
お客様のなかには、お母様からいただいたと30年前のフォーマルドレスについてお問合せいただく場合もあります」(同社技術部長 土田さん)

ちなみに長持ちの秘訣は、洗い(クリーニングし)すぎないこと。軽くブラッシングするだけでも十分汚れは落ちるそうだ。
とはいえ、洋服のデザインには流行もある。
そのため数年に1回、車や家のように「買い替える」必要もありそうだ。
確かに、一昔前に流行った大きな肩パットの入ったブラックフォーマルは、ちょっと遠慮したい気もする……。

第一印象を大きく左右するブラックフォーマル。
厳粛な場で着るものであるだけに、上質でおしゃれなものを選び、気持ちも襟を正して、自信を持って出て行きたい。
そして誰からも「ちゃんとした女性」だと思われたいものだ。
東京ソワールのブラックフォーマルは、そんな女性たちを美しく、上品に演出してくれる。

会社概要

株式会社東京ソワール

住所 〒107-0062
東京都港区南青山1-1-1 新青山ビル西館
設立 1969年1月23日
資本金 40億4907万円
従業員数 294人
URL http://www.soir.co.jp/
総合レディスフォーマルウェアメーカー、ウェアおよびアクセサリー類の商品企画ならびに全国百貨店・チェーンストアへの卸売